2019年4月18日木曜日

4月 カトリック看護協会長崎支部総会

 
感謝の内に413日にカトリック看護協会長崎支部総会が開催されました。
フエリ-で往復6時間かけて五島からを最長に11名参加。
賛美の歌を4曲歌う賛美式で開始。昨年の報告、今年度の確認をしました。
82.3日長崎で開催される、カトリック医師会、医療施設協会、看護協会3者合同全国大会に関して話し合いました手作りの桜餅などを頂き、活発な話し合いも和気藹々の内に終了。
次回は519日雲仙殉教祭の救護で会いましょうで解散しました。
写真は聖週間を迎え・枝を囲んで聖母マリア様像と共に。

 

2019年2月28日木曜日

カトリック看護協会長崎支部黙想会


201921613時から1713時まで、カト看黙想会が行われました。

場所は、紅梅・白梅満開の佐世保、天神町のお告げの修道会、祈り家です。

参加者は20名。3回の食事があり、お告げの姉妹達による美味しいご馳走でした。

指導司祭は、大分教区の山下敦司祭。

聖書特に新約聖書を深く理解され、カトリック生活に毎月、聖書に関する連載をされ、神学校の聖書学の講師もされています。

 

黙想会ですので、沈黙の時もありましたが、緊張しないようにと、身体を使ったレクもあり、食事は交わりの時として、会話し、席は、毎回クジ引きで決め座り和気藹々。

ミサ閉祭時に歌う、「日本カトリック看護協会会歌」の練習には、天神教会平本司祭から直接指導、「これは・・どうなる・・」と、指導者を困らせた歌声でしたか、本番ミサ閉祭では、少なくとも皆揃って神様に賛美の歌を捧げました。

平本司祭にも感謝です。
 

 

山下司祭の講話は2回でした。

ルカ1038-42  マルタとマリア

「みなは、歩き続け、そしてある村にお入りになると、マルタという女が、自分の家にイエスを迎え入れた。彼女にマリアという姉妹があったが、マリアはイエスの足元に座って、おことばを聞いていた。もてなしに忙殺されていたマルタは、やがてみもとに近寄って「主よ、私の姉妹が、私1人にもてなしさせるのを何とも思いになりませんか。この人に、私を助けるように命じてください」と言った。

すると主は、「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことを心配して心をつかっている。しかし必要なことは少ない。いやむしろただ1つである。マリアは、自分から奪われることのない、よりよいほうを選んだ」とお答えになった。

 

この聖書の解釈は、活動マルタ派、観想マリア派、等、教会の歴史の中で強調点が異なる事もあった。

 

当時 ユダヤでは、師の元に坐り、教えを聞くのは、男性の特権であった。マリアは、当時としては、珍しい事をしている。しかし、主は、女性であるマリアに対して足元に座る事を認めておられた。

マルタが行っていた、「もとなし」という行為の言葉は、主イエスが仕えるために来た。という言葉と同じであり、イエスも、もてなし、仕える という 事を行っている。

 

しかし、ここで、マルタは、自分だけ 働いている。もてなしをさせている。マリアは、しない。という 思いに囚われ、相手を裁き、不平、不満を現している。

これと同じ様な、裁きの言葉は、ルカ1511-32の放蕩息子の兄の言葉です。

「私は、何年も仕え、背いた事はない・・・」

ここでは、弟は、ダメ、兄・自分は、良くしてきた。事を認めてほしい思い。そして、もしかしたら、多少怠けた事もあったかも知れない、など、あったとしても、自分の非は、見えなくなっている。

 

神様に対して、心が閉じる、距離があると、隣人、相手、兄弟も、見えなくなり、心閉じ、距離が出来る。

 

 イエスは、マルタに対して、

「マルタ、マルタ 」と愛を込めて2回 マルタの名を呼ばれた。

 

新約聖書には、3人の人が、名前を2回呼ばれている。

最後の晩餐の後、シモン・ペトロの裏切りを予告し、立ち直ったあと、兄弟を力付けるように話された時、「シモン、シモン」ルカ・31

そして、教会の迫害者サウロの回心の時。「サウロ、サウロ」使徒行録9

 

2回呼ぶと言う事は、特別愛を込めて その人を呼び、招いていると言う事。

神は、愛と救いのご計画を変えない。相手の自由を尊重する愛。

 

マルタのように、又 放蕩息子の兄のように、自分だけ働いている、自分は出来ている。他の人への思いやりがないという、魂の行き詰まり状態のある人々も多い。

 

イエスは、何度か、朝早く、人里離れた所へ祈っておられた。

祈り・御父との関わり、神からの力、愛を受け取る祈りと、神と共に働く事は、どちらも重要であり、両方のバランスが大切。

 

神様との関わりを持つひとつの方法として、感情の動きを祈りとする。喜怒哀楽をそのまま、神様に捧げる。その感情を神様と語る。

 

 

今回参加された方の中に、13年間教会に御無沙汰という方が、カト看に初参加。

この方は、赦しの秘跡も戴きました。

 

参加者皆それぞれ恵みを戴き、紅梅の香りに見送られ佐世保での黙想会を後にしました。
感謝の内に。